テストステロン値が下がる食品や薬品とは?

8月 14, 2025 投稿者: Mr.otokolabo

男性ホルモン(主にテストステロン)の値を下げてしまう食品や薬品がいくつかあります。

男性ホルモン(特にテストステロン)を下げる作用が報告されている食品や薬品はいくつかあります。
ただし、影響の強さは摂取量・期間・個人差によって異なり、「絶対に避けるべき」というものではなく、あくまで傾向として捉えるのが安全です。


1. 食品

植物性エストロゲンを多く含む食品

エストロゲン(女性ホルモン)は男性ホルモン(特にテストステロン)を減少させる作用があります。
これは単に「女性ホルモンと男性ホルモンが逆の働きをするから」という単純な話ではなく、
**脳-下垂体-精巣軸(HPT軸)**というホルモンの指令システムを介して起こります。

  • 大豆製品(豆腐、納豆、豆乳、味噌など)
    → イソフラボンは女性ホルモン様作用があり、大量摂取でテストステロン低下傾向が報告。
  • 亜麻仁(フラックスシード)
    → リグナンという植物性エストロゲンを多く含む。

アルコール類

  • 特にビール(ホップに植物性エストロゲン)や大量飲酒
    → 肝機能低下を介してホルモンバランスを乱し、テストステロン合成が減少。

高糖質・高加工食品

  • 精製糖、トランス脂肪酸、加工肉など
    → インスリン抵抗性や肥満を通じてテストステロン低下。

カフェインの過剰摂取

適量は一時的にテストステロンを上げる報告もあるが、過剰(1日500mg以上)は副腎疲労・睡眠障害を通じて低下の可能性。


2. 薬品(医師の指示なしに中断は不可)

ホルモン系

  • 抗アンドロゲン薬(フルタミド、ビカルタミドなど)
    → 前立腺がん治療などでテストステロン作用を抑える。
  • GnRHアゴニスト/アンタゴニスト(リュープロレリン、ゴセレリンなど)
    → テストステロン産生自体を抑制。

その他

一部の抗うつ薬・抗精神病薬(SSRI、リスペリドンなど)
→ 性機能低下と関連。

5α還元酵素阻害薬(フィナステリド、デュタステリド)
→ 脱毛治療薬として使われるが、DHT(より強力な男性ホルモン)を減らす。

コルチコステロイド(ステロイド系抗炎症薬)
→ 長期使用でテストステロン合成抑制。

メラトニンサプリメント
→メラトニンは脳の視床下部-下垂体-性腺軸(HPT軸)に作用し、LH(黄体形成ホルモン)の分泌を抑制する傾向が報告されています。

LHが減ると精巣でのテストステロン産生も減少します。

ただし、これは主に短日動物(季節によって繁殖する動物)で顕著で、人間にそのまま当てはまるわけではありません。

ヒトでの報告

高齢男性では、メラトニンで睡眠の質が改善し、逆にテストステロンがわずかに上がるケースも報告。

少量(1〜3mg/日)のメラトニンを短期使用しても、血中テストステロンに大きな変化はないという研究が多い。

高用量(5〜10mg以上)や長期連続使用では、若年男性で軽度のテストステロン低下がみられた例がある。


3. 生活習慣による間接的低下

運動不足や極端な持久運動(オーバートレーニング)

睡眠不足(特に深いノンレム睡眠不足)

慢性ストレス(コルチゾール上昇がテストステロン合成を阻害)

日常生活で男性ホルモンの分泌に影響を与えるのは、主にエストロゲン

エストロゲン(女性ホルモン)には、男性ホルモンを抑制させる作用があり、大量摂取したり、ホルモンバランスの崩れなどにより男性ホルモン値が下がることがあるようです。


① 作用メカニズム

  1. フィードバック抑制
    • エストロゲンが血中で増えると、脳(視床下部)は「性ホルモンが十分ある」と判断し、
      性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)の分泌を減らします。
  2. LH・FSHの低下
    • 下垂体から分泌される黄体形成ホルモン(LH)や卵胞刺激ホルモン(FSH)が減少。
  3. 精巣でのテストステロン合成低下
    • LHが減ると精巣ライディッヒ細胞が刺激されず、テストステロン産生が減る。

② 実際の影響

  • 高用量のエストロゲン投与(性同一性治療・前立腺がん治療など)では、数週間〜数か月でテストステロン値が大きく低下。
  • 食品由来(大豆イソフラボンや亜麻仁など)の植物性エストロゲンは、
    通常の食事量では大きな低下は起きにくいが、サプリや大量摂取で影響が出る可能性あり。
  • 男性の体内でもテストステロンは自然に一部がエストロゲンへ変換されます(アロマターゼ作用)。
    → 肥満や加齢でアロマターゼ活性が上がると、相対的にテストステロン低下・エストロゲン上昇というパターンが起きやすくなる。

③ 補足ポイント

  • 適度なエストロゲンは男性にも必要(骨密度維持・脳機能・性欲にも関与)。
  • 問題は「バランス」であり、男性更年期や肥満ではエストロゲン過剰+テストステロン不足という組み合わせが多い。

日常生活以外であれば、薬品など男性ホルモン値を下げる強力な効果を出すものもありますが、エストロゲンについては、大量に摂取しなければ特に問題は無く、日常生活で男性ホルモン値を下げるような食品ひゃ摂取の仕方は、現実的には無いと言えるかと思われますが、気になる方は摂取を控えるなどしてみるのも良いかと思います。