男性更年期障害とフタル酸エステル(2)~フタル酸エステルの悪影響を避けるには?~

6月 5, 2025 投稿者: Mr.otokolabo

フタル酸エステルがもたらす悪影響を避けるには?

前回の記事「男性更年期障害とフタル酸エステル(1)」でフタル酸エステルがどのような悪影響を人体にもたらすのか紹介しました。特に、男性更年期障害への影響が大きいことから、オトコラボではフタル酸エステルに注目しています。

では、フタル酸エステルがもたらす悪影響を避けるにはどうしたら良いのでしょうか?

フタル酸エステルは、日常的に触れることの多いプラスチック、ビニール、香料などに使用されています。さすがにこれらを完全に避けて生活することは難しいと思われるので、なるべくフタル酸エステルに触れる機会を減らすという形になります。


フタル酸エステルに対する具体的な対処法

1. 化粧品・日用品の成分表示をチェック

  • フタル酸エステルは、香料の定着剤として化粧品・香水・ヘアスプレー・ネイル用品などに使われることがあります。
  • 「フタル酸ジエチル(DEP)」「DBP」「DMP」などと表示されることがあります。

🛑 避けたい表示例:

  • DBP(ジブチルフタレート)
  • DEP(ジエチルフタレート)
  • BBP、DEHP、DMP など

🔍 「フタル酸フリー(phthalate-free)」と書かれた製品を選ぶのが安心です。

2. 柔らかいビニール製品を避ける

  • フタル酸エステルは、柔らかくするために使われるので、**やわらかいプラスチック製品(特にPVC)**に多く含まれています。

🛑 例:

  • シャワーカーテン
  • ビニールの床材・壁紙
  • 安価なビニール製おもちゃ
  • 空気でふくらませるビニール製品(風船など)

✅ 対策:

  • 天然素材(木、布、ガラス、金属)を選ぶ
  • PVCではなくPE(ポリエチレン)やPP(ポリプロピレン)製品を選ぶ


3. 食品と接触するプラスチックに注意

  • 食品包装・保存容器・ラップなどに含まれている場合があります。

✅ 対策:

  • ガラス、陶器、ステンレス製の保存容器を使用
  • 電子レンジでプラスチック容器を加熱しない(加熱でフタル酸が溶出しやすくなる)
  • 「BPA・フタル酸フリー」の食品用ラップやボトルを選ぶ


4. 子ども向け製品を特に注意する

  • おもちゃ、哺乳瓶、歯固めなど、子どもが口に入れる可能性のある製品は厳重にチェックしましょう。

✅ 日本やEUではある程度の規制がありますが、海外製・100円ショップの製品などは注意が必要です。



5. 室内の空気環境に気をつける

  • フタル酸エステルは揮発して、室内空気やホコリに含まれることがあります。

✅ 対策:

  • こまめな換気
  • 床や家具を掃除してホコリを除去
  • フローリングや家具も、無垢材や低化学物質のものを選ぶ


6. 医療機器への配慮(特に長期使用者)

  • 点滴チューブ・輸血バッグなどにDEHPなどが含まれていることがあります。
  • 病院ではフタル酸フリーの医療器具が徐々に使われつつあります。

✅ 心配な場合は、医師に「フタル酸フリーの器具が使われているか」相談してもOKです。

対策具体例
成分をチェック化粧品・日用品に「フタル酸エステル」表示がないか確認
素材を選ぶ柔らかいプラスチックより、ガラス・布・木を優先
食品接触を避ける電子レンジでプラ容器を使わない/ラップに注意
子ども用品に注意「フタル酸フリー」「BPAフリー」表示のある製品を選ぶ
換気・掃除空気中やホコリに含まれるリスクを下げる


フタル酸エステルを避けるのにおすすめな商品とそうでない商品

フタル酸フリーでおすすめの製品カテゴリ


1. 日用品・化粧品(Phthalate-free表示あり)

製品カテゴリおすすめの特徴
化粧水・乳液・クリーム「無香料」「Phthalate-free」「オーガニック認証あり」など
香水・フレグランス天然精油ベース(エッセンシャルオイル)の香り
ネイル用品「DBP・トルエン・ホルムアルデヒド不使用」の3フリー or 5フリー表示

🧴 おすすめブランド例(日本・海外含む):

  • 日本:無印良品(無香料化粧品)松山油脂
  • 海外:Dr. Bronner’s(ドクターブロナー)Weleda(ヴェレダ)The Ordinary


2. キッチン用品・保存容器

製品タイプおすすめ素材
保存容器ガラス製(iwaki、パイレックスなど)
ラップBPA・フタル酸不使用の製品(旭化成の「サランラップ」は安全)
水筒・ボトルステンレス製(サーモス、タイガーなど)または Tritan製(BPAフリープラスチック)


3. 子ども・赤ちゃん用品

製品安全な選び方
おもちゃ「フタル酸フリー」表示、**STマーク(日本の安全基準)**つき
哺乳びん・食器ガラス製 or BPA・フタル酸フリープラスチック(Pigeon、Combiなど)
歯固め・おしゃぶり天然ゴム・シリコン製(Sophie la girafeなど)


4. 家庭内の素材・インテリア

製品おすすめ素材
カーテン・床材布・無垢材、フローリングなら「ノンPVC素材」製品
家具天然木・無垢材家具(ウレタン塗装より自然塗装が安心)
収納用品布製・紙製 or 硬質プラスチック(PE・PP)素材が安心


🚫 フタル酸エステルが含まれやすい製品カテゴリ(避けたい製品カテゴリ)

製品カテゴリ理由・リスク
安価なビニール製おもちゃ規制外製品にはフタル酸が含まれている可能性がある
シャワーカーテン(ビニール製)揮発性が高く、室内空気に溶け出す可能性あり
ダッシュボードマット・車の芳香剤香料にフタル酸エステルが含まれる場合あり
香り付き柔軟剤・芳香剤「香料」にDEPなどが含まれている可能性がある
ネイル用品(激安ブランド)DBP(ジブチルフタレート)が使われていることがある

🛒 お買い物時のポイント

  • Phthalate-free」または「ノンフタル酸」と書かれた商品を選ぶ
  • 成分表示で「○○フタレート(Phthalate)」の有無を確認
  • **子ども用品は「STマーク」「CEマーク」**があるものを選ぶと安全性が高い


このように、フタル酸エステルを含んでいる製品が日常で手に入りやすいものだからこそ、日々のちょっとした心がけでリスクを避けることが出来ます。